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Break Card E.G.O. 2F/1C アスリート/ワーカー 3/2/2 シールド バインド1 チャージ1 No.EXPR031 Rarity C Illustrator 緋賀ゆかり Expansion アクエリアンエイジ スタートアップデッキ 魔法戦記リリカルなのはForce カード考察 最近の白のデッキで多様されるネームを持った軽ブレイク。 ファクターが重い代わりにシールドとバインドXで除去への耐性が高めである。 パワージェムを採用した白で重宝される他のネームを持つ軽ブレイクと比較するとクラス占拠への耐性がある事を考えると一枚位は採用される可能性が無きにしも非ず。
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リリカルブラッド クロス式・意外と壮絶な機動6課の慰安旅行 長編へ
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戦いは、すでに始まっていた。 アンデッドとこの世界の住人の初戦闘。だが、やはりアンデッドに勝てはしないだろう。 アンデッドは死なない。封印能力を持つジョーカーかライダー、または統制者の力が無ければアンデッドは決して止められないのだ。 案の定、あの守護獣はものの見事に打ち倒されていた。 そしてあの獣人を受け止める二人の女性ににじりよるアンデッド。 そこに、ようやく奴は現れた。 「遅いぞ、剣崎ぃ!」 思わず歓喜の叫びが漏れる。そうだ、今こそ奴の力を解放するときだ。俺が倒すべき力を。仮面の力を! 俺は煙幕を兼ねたステルス結界を展開しながら、奴の元に接近していった。 リリカル×ライダー 第十話『ライダー』 「俺は、『仮面ライダー』だ!」 カズマから溢れ出す力。封印されていた力が解放され、細胞の一片までも余すところ無く活性化される。 銀色に光るアーマーの各部に穿たれたスペードの刻印、ハンドガード部に展開式のカードホルダーが設けられたことで本来の状態に戻った醒剣ブレイラウザー。 ライダーシステム二号機、ブレイド。 これこそが、カズマの刃だった。 「そうだ、それだ! その力こそ僕が打倒したかったものだ!」 イーグルアンデッドは空から地上の煙幕越しにカズマを見つめる。その鋭い瞳は、最高の獲物を見つけたことによって輝いていた。 カズマは空を見上げる。未だ煙幕は濃く、視界には白い煙しか映らない。だが彼の視線は正確にイーグルアンデッドに向けられていた。 そんなときだった。 『久しぶりだな、剣崎君』 「えっ!?」 突然チェンジデバイスから声が発生する。 その声が、台詞が、カズマの様々な記憶を揺さぶる。 (剣崎……そうだ、俺の名字だ。そうだ、俺はこんなもので仮面ライダーに変身したりはしなかった。何故? それにこの男は……) 『剣崎君、今は目の前のことに集中したまえ』 その台詞にはっとする。そうだ、今はこの上級アンデッドの封印が先決だ。 『手短に説明するが、そのチェンジデバイスには魔導師モードとライダーモードがある。 今はライダーモードを起動しているが、ライダーモードは全機能を解放するモードだからその状態でも魔法は使用可能だ。すぐに飛行魔法を使用したまえ』 「待て、アンタは一体――」 『君の恩人であり、君を苦しめる者。忘れているだけだよ、君は。さぁ、急げ。剣崎君』 それきりチェンジデバイスは何の反応もしなくなった。 カズマは嘆息をつきながら両脚に力を込める。そう、今はそんな瑣末なことを気にしてはいられない。戻った力を使って、目の前の脅威を振り払わなければならない。 「フライブースター!」 『Fly booster』 力強く地面を蹴り上げ、カズマは飛翔する。 イーグルアンデッドの待つ、蒼空へと。 ・・・ ついに憎きライダーが本来の力を取り戻した。 欠けていた刻印とカードも戻り、かつて戦ったときと同じ姿になった。ベルトだけは違うが、それはどうでもいいことだ。 そう、これでかつての雪辱を晴らすことができる……! 「ライダーァァァッ!」 「うあぁぁぁあぁっ!」 俺は鉤爪を振るい、奴は醒剣を奮う。 激しい摩擦音と火花。 パワーは同じだが、技のキレは増している。やはり記憶も連動して戻っているのだろう。前回の野獣そのものの戦い方とは別人のようだ。 互いに力を入れて相手を吹き飛ばし合いながら一旦間合いを取る。 そして僕は自らの鉤爪を遠心力がかかるように振り回しながら奴に叩き付ける! 「ぐっ!?」 だが奴はそれを剣で受け流し、あまつさえ反撃としてこちらの腹を蹴飛ばした。 「うあぁぁぁっ!」 更なる連撃。 こちらが怯んだ隙を突くように斬撃を放ってくる。それは滝のような激しさと流麗さ。 「調子に乗るなっ!」 僕はそれを鉤爪で受け止めつつお返しに奴のヘルメットを左手で殴り飛ばす。 勝負は全くつかない。 僕は戦術を変えるために翼を羽ばたかせ、高度を一気に上げた。 「食らえ!」 奴の上空から羽根を展開し、奴に撃ち込む。数十の魔弾はそれぞれが独自の軌道を描きつつ、ライダーを射抜かんと迫る。 『――SLASH』 「でやあっ!」 同時に奴は剣の側面にあるカードリーダーにカードをスラッシュさせ、アンデッドの力を引き出す。 互いの渾身の一撃がぶつかり合い――その余波が僕を襲撃する。 「何っ!?」 両翼を畳んで盾としながら何とか防ぐ。 信じられなかった。 いくら奴がアンデッドの力を操る能力を持っているとしても、上級アンデッドが放つ精魂の一撃を容易く破れるはずがない。 (何故、だ……?) 奴を見る。 その無機質な仮面に付いた複眼からは、今までとは違う澄んだ力が感じられる。そう、目の輝きが以前より増している。 だがそんなことはどうでもいい。僕は、勝たねばならないんだ! 「ライダァァァアァァァッ!」 奴に向かって突撃する。己の信じる得物に全てを託し、身体中の細胞を躍動させ、自らの全てを懸けて。 『――KICK』 奴はカードをスラッシュさせた後、足元に魔法陣を展開させ、その上で独特の構えを取りつつ剣を魔法陣に突き刺す。 「僕は、カリスと決着をつけるんだ!」 「俺は皆を、全ての人々を守るんだ!」 互いが誇る最強の攻撃。 僕の突きと奴の蹴り。 原始的で単純で、それ故に最強足り得る攻撃が衝突する――! 「……が、はっ」 結果、アンデッドの力を纏ったライダーの蹴りは僕の腹に直撃し、僕の突きは奴の剣によって受け止められた。 「がほっ、ごっ」 身体から力が抜けていく。敗者の証明として、アンデッドバックルが開かれる。 たかが低級アンデッドの力を纏っただけの、人間の一撃。しかしそれはこの僕を確実に貫いた。 (これが、奴の――人間の、力……) ――人間は弱い。けれど強い。 過去が一瞬フラッシュバックする。 カリスと決闘の約束を交わした後、残ったアンデッドの掃討をしている時の記憶。 ――僕らには、守るべき者がいるから。 そう、自分を倒した存在。カリスではないただの下級アンデッド。 ヒューマンアンデッドの記憶。 (そう、か。奴には……) それを理解した数瞬後、僕は一枚の紙切れに吸収されていく自分を感じた。 ・・・ 「ようやく、ここまで来たな。剣崎君」 広大な広間に広がる機械群。空中に展開される無数のモニター群。たった一人の人間には広すぎるはずの空間は、それらによって狭くすら感じる場所となっていた。 その一枚には、緑の光になりながら一枚のカードに封印されていく一体の上級アンデッドが映っていた。 それを封印するのはブルーのインナースーツにスペードの刻印があしらわれた銀色の装甲に身を包む仮面の戦士。 「いよいよ奴も、そして橘君も動き始めたようだし、これから忙しくなるよ」 一人の男がデスクに腰を下ろしてコンピューターを操作する。壮年の皺が入った頬を引き締め、紫の短髪をかき揚げながら彼は機械を操作し続ける。 「頼むよ、剣崎君。あの偽物を追い詰めてくれたまえ。私があの男を殺すために。そう、過去に清算を付けるために」 モニターに四人の女性に囲まれた白衣を着た長髪の男が映る。その画面を注視しながら、男はキーボードを力強く叩いた。 そこに映し出されるのは膨大な量の文章。正確には一つの物語。 だがそれは彼が書いたものではない。周辺のモニターに映る数値に合わせて更新されている、いわば計画書。 「これは、私のケジメなのだからな」 男は静かに、画面に映る白衣の男を睨み付けた。 ・・・ 結局、煙幕もとい妨害結界のせいで戦いの一部始終を見ることは叶わなかった。 後方支援部隊のロングアーチも妨害によって今回の戦闘を記録することができなかったと報告している。指揮官自ら戦場に出向いたのもミスだったかもしれない。 「しかしどうやってあの怪物を倒したんやろう……」 最後に見た緑の閃光を発しながら消えていく怪人の姿が思い出される。あの現象が何なのかも分かっていない。 すでに染み付きつつあるため息を漏らす。まだ19歳なのにどないしよー、となのはちゃんやフェイトちゃんに相談する始末だ。せめて皺などは入らないようにしなければ。 閑話休題。 「フェイトちゃんとティアナが帰ってきてくれて良かったわ」 ちょうど戦闘が終了した一時間後に二人は捜査を終えて帰ってきていた。ザフィーラが重傷を負った時だったので心強い限りだ。お陰で六課の防衛は二人に任せることができる。 なのはちゃん達はまだ二日ほど帰ってこられないのもあって、二人の存在は想像以上に六課の皆を安心させている。というより、私が安心しているのだが。 かつてJS事件のときに一度隊舎を破壊されたことがあるので、その安心感は何よりも欲していたものだ。私は広域殲滅魔法が専門だから迎撃などは向いていないし。 「カズマ君も元気みたいやしな」 あの戦闘後、今までとは打って変わって明るく元気になったカズマ君は、今はフェイトちゃん達と夕食を取っている。 本当は私も行きたかったのだが、今回の事後処理にザフィーラの通院申請と、やることが山ほどあったので諦めた。 「私はいつも退け者やぁ……」 独り言が増えたのは内緒だ。 ・・・ 高い天井と広さを兼ね備えた部屋を橙色の灯りが照らし出す。 ホテルのロビーのように整っている部屋は、しかしホテルのように誰かを迎え入れるようには作られていない。 そこは作戦室。 または闘技場。 円形のそこは、そのような用途で作られていた。 そこに現れる影が二つ。 片方は以前と比べてさっぱりした薄紫の髪と白衣が特徴の男、ジェイル・スカリエッティ。 もう一人は彼の秘書にして、戦闘機人――スカリエッティの生み出した一種のサイボーグ――でもある妙齢の美女、ウーノ。 スカリエッティは単に広い場所を求めてここに来ただけらしく、大量の機材をカプセルのような外見をしたガジェットⅠ型に運ばせてきていた。ウーノは彼についてきただけのようだ。 スカリエッティはある装置の上に以前手に入れた緑を基調に金の装飾の入った箱を置く。装置を起動させると、いくつものモニターが空間に浮かび上がった。 「やはり、偽物だな」 「……はい?」 突如呟くスカリエッティに、ウーノが戸惑いながらも問いかける。 スカリエッティが思い付きや考えなしに独り言を言い出すのは今に始まったことではないのだが、ウーノがいちいちご丁寧に反応するのも今に始まったことではない。 「ウーノ。これはね、オリジナルを元に誰かが作り出した贋作なのだよ」 「は、はぁ」 ウーノとて頭は悪くはない。いやむしろ秀才とすら言っていいほど彼女の頭脳は優れている。戦闘機人故にそれはコンピューターそのものとすら言えるほどだ。 しかし彼女には柔軟性という人間として決定的なものが欠けていた。 「カードの方も偽物だ」 憎々しげに吐き捨てる。そう言いながらカードもしっかりと手放さずに握りしめているのだが。 「オリジナルはおそらく何らかの不死生命体のようなものから力を汲み出す装置のようなものだったんだろうが、これは魔力を通せば特定の効果が発動するだけの、ただのデバイスだ」 デバイスカードといったところか、と漏らすスカリエッティ。 ウーノにはやっぱりついていけなかった。 「これもレンゲルクロスという名前らしいことは分かったんだがね……」 偽物なのが残念だ、と言いながら弄り回す。しかし何だかんだ言いながら、スカリエッティはそれをいたくお気に召しているらしかった。 彼の顔に張り付いた笑みが、それを証明していた。 「失礼します」 そこに現れる新たな影。 「どうしたんだね、セッテ」 影の正体は、薄桃色の可愛らしいストレートヘアに似合わない無表情を浮かべた少女だった。 彼女、セッテはスカリエッティ奪還には参加せずに秘密基地の確保に向かったナンバーズであり、彼女を含めた四名が今スカリエッティの元に残ったナンバーズである。本来は12名もいたため、今は三分の一に戦力が低下していた。 「ラボのシステムが完全に復旧しました。これで全ての部屋に動力が供給されます」 「御苦労、休んでいてくれたまえ。これからまた忙しくなるからな」 「ドクター、これから何かなさるのですか?」 その言葉に、ウーノが素早く反応した。 「当然だ。良い玩具も手に入ったことだし、ゲームでも始めようと思ってね。機動六課には借りがあるんだし、もうすぐ解散するそうだから、いっそのこと”消してしまえばいい”と思ってね」 ウーノの言葉に顔を醜く歪めながら答えるスカリエッティ。だが彼の視線はウーノにではなく、レンゲルクロスの横のカプセルに注がれていた。 そう、レンゲルクロスに似た、三つの機械に。 「ドクター……。いえ、わかりました」 ウーノは答える。そう、彼女は決してスカリエッティには逆らわない。彼女は他の愛し方を知らないのだから。 ・・・ 久しぶりに会ったフェイトとティアナとの夕食。それが終わった俺は、外に出て空を眺めていた。 記憶。 そう、俺は、重要な記憶をいくつか思い出していた。 まずは本名。剣崎一真という己の名。 そして自らの正体、正確には仕事。それが、仮面ライダー。 最後に、俺が戦う理由。 それは、イーグルアンデッドとの戦いが思い出させてくれた。 (そうだ。俺は、母さんや父さんの時みたいに後悔したくない) 脳裏に過る灼熱の業火。明るく弾ける我が家と、光に押し潰される両親。何も出来ずに打ちひしがれるだけだった幼い過去の自分。 ようやく思い出せた、自らの存在意義。 (俺が例え何者であろうと、人々を守らない理由にはならない) それが、ようやく分かった。 まだジョーカーとして活動していた頃やライダーとして戦っていた頃の記憶は曖昧だが、今はこれで十分だ。アンデッドが発生している原因を突き止め、この世界の人々を守る。それを決意することができたのだから。 そうして自分の気持ちに整理をつけ、隊舎に戻ろうとした刹那―― 「――動かないで」 凛とした声が、俺を押し止めた。 ・・・ ついに本来の力を取り戻したカズマだが、そんな彼に彼女が戦杖を突き付ける。 そして二人の前にあの男が立ちはだかる――! 次回『火焔』 Revive Brave Heart 目次へ 次へ
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新暦75年9月 この月、71年より発生した『レリック回収事件』は『聖王のゆりかご』の破壊と首謀者・ジェイル・スカリエッティをはじめに彼の生み出したナンバーズの11人の逮捕により終結した。 この事件の後。この事件を経験した機動六課は期日により解散。六課のメンバーはそれぞれの道を歩む事となった。 だが、彼女らは新たな嵐が迫っている事をまだ知らなかった…………。 闇が広がる世界……そこにはまがまがしい巨大な施設があった。辺りには赤い熔岩が流れている堀が二重に儲けられている。 その施設の中。一人の男が水晶玉をほくそ笑みながら眺めている。 水晶に映るのは高いビルが立ち並ぶ異世界。 「このような世界にも強者達が居ようとはな……」 次々に切り替わる映像はかつての時空管理局、機動六課のメンバーやナンバーズの姿。 そして、数十年前に管理局員であった第359管理世界、第1590管理世界の実力者達の姿。 男は彼らに告げる。 「人界の強者達よ……その力を我に見せよ。小太郎、動け」 「クク……承知した」 男の傍らにいた小太郎はそう答え、つむじ風と共にその場から姿を消す。 「さあ、どう出る? 強者達よ!」 小太郎が行った事を確認すると男はある女性を呼び出す。 「妲己、プレシアはどうか?」 「まだ、何処に居るかさーっぱりです」 「そうか……」 新暦76年5月10日 時空管理局が保護をしている次元世界。 そこは豊かな自然が広がる平穏な世界。 木々が立ち並び、緑が生い茂り、川の流れの音、生命の音が聞こえる。 ここには、先の『レリック回収事件』に大きく関与したルーテシア・アルピーノとスカリエッティに囚われていた彼女の母、メガーヌ・アルピーノが暮らしている。 「お母さん」 草原を歩いているルーテシアは振り返り、母を笑顔で見遣る。 娘の声にメガーヌは微笑んで傍に寄り添う。 「エリオとキャロにまた会いたい」 「そうね、また会いに来てくれるわ」 友達をこいしがり、母に甘えるルーテシア。 その表情はあの時には見られない幸福に満ち溢れている。 「ガリュー」 母娘の声にルーテシアの召喚虫であるガリューが歩み寄る。 「お前がメガーヌか……」 「!?」 突然、聞こえた男性の冷たい声にメガーヌは庇うようにルーテシアの前に立つ。 「我は風魔。来たる混沌の為に来てもらうぞ」 「何を言っているの?貴方は……」 突然現れたにも関わらず風魔にメガーヌは毅然と立つ。 「ガリュー!!」 ルーテシアの声にガリューは頷き、風魔へと飛び掛かり右の拳を放つ。 だが、風魔は拳を流しガリューを掴み上げる。 「クク、お前の狗は中々に忠孝だな。遊んでやる」 「!!」 その言葉に激昂したガリューは、自身を掴み上げる風魔の腕を掴み彼の頭部へと神速とも感じられる蹴りを放つ。 紙一重で頭を動かして避ける。空を切り裂くような音が耳に響くと再び風魔へと拳が放たれる。 だが、風魔は拳を掌で受けると口の端をつりあげてほくそ笑む。 「クク、刹那の瞬間に我に当てるとはな……。時間だ」 そう言い放つと、風魔はガリューの前から姿を消し。 一瞬の間にメガーヌとルーテシアの前に現れる。 「ルーテシア、お前の母。預からせてもらうぞ」 「っ!? 嫌だ!!」 「駄目、危ないわ!!」 母を守らんと前に出るルーテシアにメガーヌは庇うように押し退ける。 そうはさせんと言うようにガリューは再び、風魔へと背後から飛び掛かる。だが…… 「!?」 「お前とはいずれ闘う。待っていろ」 風魔は背後へと右手を翳した瞬間、腕は長く伸びてガリューを掴み遠くへと投げ、一瞬で作り上げた火球を放つ。 「何ていう事っ!? かはっ!」 「クク、なんとも美しい母娘の愛よなぁ」 そう告げると風魔はメガーヌに当て身を放ち、彼女を抱え上げる。 「駄目ぇ、お母さんっ!」 怒りと哀しみが混ざった表情で風魔に飛び掛かる。だが……風魔と母の姿はそこに居なかった。 「母を返して欲しくば……これから来る試練に勝つと良い。クククク」 言葉だけが残り……ルーテシアは涙を滲ませて泣き叫ぶ。 「うわぁぁぁぁぁっ」 どうして……どうして!! やっと、やっとお母さんと!! 風魔に投げ飛ばされたガリューも悔しそうに戻ってくるが辺りに彼の存在は感じられなかった。 「お母さん……おかぁ……さん」 鳴咽混じりの声が虚しく草原に響き渡るだけであった。 そして、この事態は直ぐに管理局に察知される事なる。 無双の嵐が……やってくる。 目次へ 次へ
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機動6課の主力面子が、席をはずしいている頃 機動6課が、襲撃される。 それは、スカリエッティが、ナンバーズを 使ったデモンストレーションだった 再起は、いつか?機動6課 集長の一言 編集中 映像は、こちら(消失の場合は、連絡の事 魔法少女リリカルなのはStrikerS ep 16 part 1 魔法少女リリカルなのはStrikerSサブタイトルへ戻る
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一方、日本政府の誇るGGGもまたフェレットゾンダーへの対策へ動き出していた。 「今度のゾンダーはフェレットに酷似した形状をしています!」 「海鳴市へ向けて真っ直ぐに進んでいる模様!」 「機動部隊が現在現場へ急行中です!」 GGGのメインオーダールームに現場の映像が映し出され、長官の大河を中心に 各GGGメンバー達が対応を行っていた。 なのは・フェイト・ヴィータの三人が現場に到着した時、もう街は酷い有様だった。 「こ…これは酷い…。」 ビル街はフェレットゾンダーロボによって滅茶苦茶に破壊され、犠牲者も多分多数。 幸い大人の都合で何故かほぼ無人に近い状態になっていた為、なのは達三人の姿が 一般市民の目に知られる事は無かったが、とりあえずビルの残骸の陰に隠れて フェレットゾンダーを観察する事にした。 『ゾンダ~!』 「本当にフェレットそっくりなの。」 「しかし何でフェレット…。」 「と言うか何だよゾンダ~って泣き声は。普通フェレットはあんな声で鳴かないぞ。」 三人がそう口々にフェレットゾンダーに対する感想を述べていた時… 「君達、ここは危険だぞ。早く安全な所に避難するんだ。」 「え!?」 すると、背後に顔を除く全身が金属で覆われた男が立っていた。 彼こそ、GGGの誇るサイボーグ「獅子王凱」であるのだが、やはり三人にそれを知る由は無い。 「あ~それにしても何て格好なんだ? この辺でコスプレイベントなんてやってたかな~?」 「コスプレって…おじさんの方がよっぽどコスプレではないかと…。」 「おいおい、おじさんは無いだろ? これでもまだ二十歳なんだぜ。」 凱がなのは達三人を何かのコスプレだと勘違いしたように、凱をサイボーグだと 知る由も無い三人もまた、凱を何かのコスプレであると勘違いした様子であった。 とまあ、そんな感じであーだこーだと騒いでいると、フェレットゾンダーに見付かってしまった。 『ゾンダ~!』 「やばい見付かった! ここは俺が引き付けるから今の内に逃げるんだ!」 凱はフェレットゾンダーを引き付ける為に前に飛び出したのだが、何とフェレットゾンダーは 凱には目もくれずに真っ直ぐになのは達に向けて突っ込んで来たでは無いか。 『ゾンダ~!』 「え!?」 「キャアア! 何でこっちに来るのぉ!?」 「とっとにかく逃げないと!」 三人は散り散りになって逃げるが、フェレットゾンダーはまるで最初から狙っているかの様に 迷わずなのはの方に突き進んでいた。 『ゾンダ~!』 「キャァァ! 何で私の方に来るのぉ!?」 「なのは!」 「不味い! ギャレオォォォン!!」 「こんな時に何叫んでるんだおっさん?」 「だから俺はまだ二十歳だって!」 突然三人にとって意味不明な言葉を叫ぶ凱にヴィータも呆れていたが、直後何処からとも無く 真っ白なライオン型の巨大ロボットが飛んで来た。これこそ地球にゾンダーの危機と Gストーンを伝えた外宇宙のロボット「ギャレオン」である。そして… 『フュゥゥジョン! ガイガァァ!!』 ギャレオンはサイボーグ凱とフュージョンする事によってメカノイド「ガイガー」へと変形するのである。 「ワー! おじさんがライオンに食べられたと思ったらライオンのロボットが人型に変形したー!」 『俺が相手だ! あの子には指一本触れさせはしない!』 ガイガーはなおもなのはを追い駆けるフェレットゾンダーの行く手を阻む様に割って入り、 フェレットゾンダーを押し返そうとした。しかしパワーに差があり過ぎた為に簡単に吹っ飛ばされてしまった。 『うわぁぁぁ!』 「ああ! 弱い! 弱すぎるぞあのロボット!」 『うるさい!』 ガイガー単体ではゾンダーロボに歯が立たないのはGGGにとっても何時もの事だから 仕方が無いが、やはりそういうのを子供に突っ込まれるのは嫌だった。 『とにかく俺がコイツを抑えている間に逃げるんだ!』 素早く起き上がったガイガーは再びフェレットゾンダーへ向かっていくが、 そこでやっと他のGGGのロボットが駆け付けて来た。 『フリージングガン!』 『メルディングガン!』 『マーグキャノン!』 『シルバームーン!』 氷竜・炎竜・ゴルディーマーグ・ボルフォッグの最強勇者ロボ軍団が到着すると共に それぞれの武器でフェレットゾンダーへ攻撃を仕掛け始めた。 「日本は何時の間にあんな沢山のロボットを作っていたなんて…。」 「この税金ドロボー!」 『だからうるさいって!』 文句を言うヴィータの相手は程々にしつつ、とにかくなのはを追い駆け回す フェレットゾンダーの足止めを勇者ロボ軍団は行っていたのだが… 『ゾンダ~!』 『うわっ! こっちの砲撃を物ともしないなんて!』 可愛い顔してフェレットゾンダーは強力なゾンダーバリアで 勇者ロボ軍団の砲撃を防いでいるのである。しかし、一つ解せない所があった。 『ゾンダ~!』 『くそっ! 俺達を無視しやがって!』 『しかし何故私達を無視してあの女の子ばかりを追うのでしょうか…?』 『さぁな、どうせ女関係でストレス抱えた奴がゾンダーの素体にされたか何かだろ?』 そう口々に言いつつ、勇者ロボ軍団はフェレットゾンダーの後を追うのだが、 まだなのはは追い駆け回されている事を忘れずに。 『ゾンダ~!』 「嫌ぁぁぁ!! 助けて!! 怖いよお父さん!!」 『待てぇぇぇ!!』 「もう何が何だか…。」 こうして、なのはを追うフェレットゾンダー、フェレットゾンダーを追う勇者ロボ軍団。 そして勇者ロボの後を追うフェイト&ヴィータと言う図式が成り立っていたのだが やはりこのままでは埒が明かず、被害の拡大は必至だった。 「長官! ガイガーからファイナルフュージョン要請のシグナルが来ています!」 「よし! ファイナルフュージョン承認!!」 「了解! ファイナルフュージョンプログラムドラーイブ!!」 とまあGGGメインオーダールームではその様なやりとりが行われており、 ガイガーからの要請を大河長官が承認し、その後で GGG隊員「宇都木命」がファイナルフュージョンプログラムボタンを覆った ガラスを殴り壊す事でガイガーはファイナルフュージョンが可能になるのである。 そして何処からとも無くステルス爆撃機に酷似したステルスガオー、 新幹線に酷似したライナーガオー、ドリルタンクに酷似したドリルガオーが ガイガーの所まで飛んで来た。 「うわ! また新しいメカが来た!」 「まだあるのか! こんな下らない物に私達の税金が使われてると思うと泣けてくる!」 『なんだと!? と言うか危険だから早く非難しろよ!』 『隊長落ち着いてください!』 『本当腹立つ子供だけど、まずあのゾンダーを何とかする方が大切だ!』 元々口が悪い上にメカに思い入れの無いヴィータにとってはGGGの誇るスーパーマシンも 下らないの一言で片付けられてしまう。これには凱や勇者ロボ達も怒りたくなるが その怒りを必死に抑えガイガーはファイナルフュージョンへ入った。 前へ 目次へ 次へ
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魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES- 発売元 バンダイナムコゲームス 開発 ウィッチクラフト ジャンル 魔法対戦格闘アクション 発売日 2010年1月21日 価格 5,229円/13,629円(リリカルBOX) 対戦格闘としてはまずまずの出来。細かいコマンド入力が無く遊べる。 ファンアイテムとして見るとフルボイスで歌もOP・EDと入ってるし好きなキャラを動かせるし買い
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ヴァイスサイド 魔法少女リリカルなのはA sカードリスト ブースター トライアルデッキ プロモーションカード 総評 ブースター 番号 種類 レアリティ 色 カード名 レベル/コスト スペック 特徴 NA/W12-001 キャラ RR 黄 “お姉さん”アリシア 1/1 2500/1/1 《特徴なし》? NA/W12-002 キャラ RR SP 黄 “雷光”フェイト 3/2 9500/2/1 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-003 キャラ R SR 黄 “ヴォルケンリッター”シグナム 0/0 2500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-004 キャラ R 黄 使い魔 リニス 0/0 2500/1/0 《使い魔》? 《動物》? NA/W12-005 キャラ R 黄 “強敵”シグナム 1/0 5000/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-006 キャラ R SP 黄 武人 シグナム 2/1 8000/1/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-007 キャラ R 黄 フェイト with バルディッシュ・アサルト 2/1 7500/1/1 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-008 キャラ U 黄 剣の騎士 シグナム 0/0 500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-009 キャラ U 黄 中学三年生のフェイト 0/0 1000/1/0 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-010 キャラ U 黄 “友達”フェイト 1/0 500/1/0 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-011 キャラ U 黄 ソニックフォーム フェイト 2/2 10000/2/1 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-012 キャラ U 黄 “突貫”アルフ 2/2 7000/2/1 《使い魔》? 《動物》? NA/W12-013 キャラ C 黄 “フェイト・T”リーゼロッテ 0/0 1500/1/0 《双子》? 《使い魔》? NA/W12-014 キャラ C 黄 超アバウト アルフ 0/0 2500/1/0 《使い魔》? 《動物》? NA/W12-015 キャラ C 黄 戸惑うフェイト 0/0 3000/1/0 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-016 キャラ C 黄 フェイトVSシグナム 1/0 4000/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-017 キャラ C 黄 戯れるフェイト&アルフ 1/1 7000/1/0 《クローン》? 《使い魔》? NA/W12-018 キャラ C 黄 優しい母親 プレシア 1/1 2000/1/1 《魔法》? NA/W12-019 キャラ C 黄 “八神家”シグナム 2/2 9000/2/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-020 イベント U 黄 CVK792導入 1/1 EV NA/W12-021 イベント U 黄 主への想い 1/3 EV NA/W12-022 イベント C 黄 怒涛の質問攻め 2/0 EV NA/W12-023 クライマックス CR SR 黄 雷光一閃 CX 1・炎 NA/W12-024 クライマックス CC 黄 理想との決別 CX 2 NA/W12-025 クライマックス CC 黄 シュツルムファルケン CX 1・風 NA/W12-026 キャラ RR 緑 アースラのNo.3 エイミィ 1/0 3500/1/0 《特徴なし》? NA/W12-027 キャラ RR 緑 名コンビ クロノ&エイミィ 2/2 8000/2/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-028 キャラ R 緑 はやて&すずか 0/0 500/1/0 《本》? 《動物》? NA/W12-029 キャラ R SR 緑 アリサ&ちびアルフ 1/0 5000/1/0 《動物》? 《使い魔》? NA/W12-030 キャラ R SP 緑 “友達”すずか 1/0 3000/1/0 《動物》? NA/W12-031 キャラ R SP 緑 執務官 クロノ 1/1 6500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-032 キャラ R 緑 “友達”アリサ 2/2 8500/2/1 《動物》? NA/W12-033 キャラ U 緑 初めての学校 フェイト 0/0 2000/1/0 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-034 キャラ U 緑 仕切り屋 アリサ 0/0 2000/1/0 《動物》? NA/W12-035 キャラ U 緑 マリエル・アテンザ 1/1 1500/1/1 《メガネ》? NA/W12-036 キャラ U 緑 仲良し四人組 2/1 4000/1/1 《魔法》? 《動物》? NA/W12-037 キャラ U 緑 未来を変える力 クロノ 3/2 10000/2/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-038 キャラ C 緑 エイミィ・リミエッタ 0/0 500/1/0 《特徴なし》? NA/W12-039 キャラ C 緑 中学三年生のアリサ&すずか 0/0 2500/1/0 《動物》? NA/W12-040 キャラ C 緑 “お兄ちゃん”クロノ 0/0 2500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-041 キャラ C 緑 優しい母親 リンディ 0/0 3000/1/0 《魔法》? 《お弁当》? NA/W12-042 キャラ C 緑 アリサ&すずか 1/0 4500/1/0 《動物》? NA/W12-043 キャラ C 緑 無類の甘党 リンディ 2/1 6000/1/1 《魔法》? 《お茶》? NA/W12-044 キャラ C 緑 読書好き すずか 2/1 8500/1/1 《動物》? 《本》? NA/W12-045 イベント U 緑 お宅訪問 1/0 EV NA/W12-046 イベント U 緑 遠い日の思い出 1/1 EV NA/W12-047 イベント C 緑 育んだ友情 2/2 EV NA/W12-048 クライマックス CR SR 緑 アルカンシェル CX 袋 NA/W12-049 クライマックス CC 緑 エターナルコフィン CX 2 NA/W12-050 クライマックス CC 緑 早く良くなってね♡ CX 宝 NA/W12-051 キャラ RR SP 赤 紅の鉄騎 ヴィータ 1/0 4500/1/0 《魔法》? 《人形》? NA/W12-052 キャラ RR SR 赤 “揺るぎ無い意志”なのは 3/2 10000/2/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-053 キャラ R 赤 中学三年生のなのは 0/0 500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-054 キャラ R 赤 “再会”なのは&フェイト 0/0 2000/1/0 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-055 キャラ R 赤 傷ついたなのは 1/1 5500/1/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-056 キャラ R 赤 闇の書の騎士 ヴィータ 2/1 7000/1/1 《魔法》? 《人形》? NA/W12-057 キャラ R SP 赤 なのは with レイジングハート・エクセリオン 2/2 7500/2/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-058 キャラ U 赤 なのはVSヴィータ 0/0 2500/1/0 《魔法》? 《人形》? NA/W12-059 キャラ U 赤 ヴィータ&ザフィーラ 1/0 3000/1/0 《魔法》? 《使い魔》? NA/W12-060 キャラ U 赤 ユーノ・スクライア 1/1 5500/1/0 《魔法》? 《動物》? NA/W12-061 キャラ U 赤 後方支援 ユーノ 2/1 5500/1/1 《魔法》? 《動物》? NA/W12-062 キャラ U 赤 “八神家”ヴィータ 2/2 8500/2/1 《魔法》? 《人形》? NA/W12-063 キャラ C 赤 なのは&ユーノ 0/0 1000/1/0 《魔法》? 《動物》? NA/W12-064 キャラ C 赤 “ヴォルケンリッター”ヴィータ 0/0 1500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-065 キャラ C 赤 ちびっこ ヴィータ 0/0 3000/1/0 《魔法》? 《人形》? NA/W12-066 キャラ C 赤 “高町なのは”リーゼアリア 1/0 3500/1/0 《双子》? 《使い魔》? NA/W12-067 キャラ C 赤 祝福するなのは 1/0 5500/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-068 キャラ C 赤 古代史学者 ユーノ 2/1 2500/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-069 キャラ C 赤 手加減なし!なのは 2/1 8000/1/1 《魔法》? 《武器》? NA/W12-070 イベント U 赤 魔法訓練 3/1 EV NA/W12-071 イベント U 赤 はやてからの贈り物 1/1 EV NA/W12-072 イベント C 赤 超長距離砲撃 2/3 EV NA/W12-073 クライマックス CR SR 赤 エクセリオンバスター CX 扉 NA/W12-074 クライマックス CC 赤 I can be shot CX 2 NA/W12-075 クライマックス CC 赤 轟天爆砕 CX 2 NA/W12-076 キャラ RR SR 青 “管制人格”闇の書の意志 1/1 5000/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-077 キャラ RR SP 青 マスター はやて 3/2 10000/2/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-078 キャラ R 青 病室のはやて 0/0 2000/1/0 《本》? NA/W12-079 キャラ R 青 レティ・ロウラン 0/0 2500/1/0 《魔法》? 《メガネ》? NA/W12-080 キャラ R SP 青 湖の騎士 シャマル 1/0 3000/1/0 《魔法》? NA/W12-081 キャラ R 青 夜天の王 はやて 2/1 2500/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-082 キャラ R 青 “ヴォルケンリッター”シャマル 2/2 7500/2/1 《魔法》? NA/W12-083 キャラ U 青 はやての主治医 石田 幸恵 0/0 1000/1/0 《特徴なし》? NA/W12-084 キャラ U 青 “ヴォルケンリッター”ザフィーラ 0/0 1000/1/0 《使い魔》? 《動物》? NA/W12-085 キャラ U 青 盾の守護獣 ザフィーラ 1/0 4000/1/0 《使い魔》? 《動物》? NA/W12-086 キャラ U 青 中学三年生のはやて 1/1 2500/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-087 キャラ U 青 “強く支えるもの”リインフォース 2/1 6000/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-088 キャラ C 青 歴戦の勇士 ギル・グレアム 0/0 500/1/0 《魔法》? NA/W12-089 キャラ C 青 世界で一番幸福な魔導書 リインフォース 0/0 1000/1/0 《魔法》? 《本》? NA/W12-090 キャラ C 青 “八神家”シャマル 0/0 3000/1/0 《魔法》? NA/W12-091 キャラ C 青 リーゼアリア&リーゼロッテ 1/0 4500/1/0 《双子》? 《使い魔》? NA/W12-092 キャラ C 青 “八神家”はやて 1/0 5500/1/0 《本》? NA/W12-093 キャラ C 青 “八神家”ザフィーラ 2/1 1500/1/0 《使い魔》? 《動物》? NA/W12-094 キャラ C 青 仮面の戦士 2/1 8500/1/1 《双子》? 《仮面》? NA/W12-095 イベント U 青 闇の書の呪い 2/0 EV NA/W12-096 イベント U 青 旅の鏡 3/5 EV NA/W12-097 イベント C 青 守護騎士プログラム 1/2 EV NA/W12-098 クライマックス CR 青 癒しの力 CX 本 NA/W12-099 クライマックス CC SR 青 覚醒の時 CX 2 NA/W12-100 クライマックス CC 青 愛する者の為に CX 2 トライアルデッキ トライアルデッキ 魔法少女リリカルなのはA s 番号 種類 レアリティ 色 カード名 レベル/コスト スペック 特徴 封入数 NA/W12-T01 キャラ TD 黄 戸惑うフェイト 0/0 3000/1/0 《魔法》? 《クローン》? 4 NA/W12-T02 キャラ TD 黄 剣の騎士 シグナム 0/0 500/1/0 《魔法》? 《武器》? 4 NA/W12-T03 キャラ TD 黄 フェイトVSシグナム 1/0 4000/1/0 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-T04 キャラ TD 黄 優しい母親 プレシア 1/1 2000/1/1 《魔法》? 2 NA/W12-T05 キャラ TD 黄 戯れるフェイト&アルフ 1/1 7000/1/0 《クローン》? 《使い魔》? 2 NA/W12-T06 キャラ TD 黄 “八神家”シグナム 2/2 9000/2/1 《魔法》? 《武器》? 4 NA/W12-T07 キャラ TD 黄 ソニックフォーム フェイト 2/2 10000/2/1 《魔法》? 《クローン》? 2 NA/W12-T08 クライマックス TD 黄 シュツルムファルケン CX 1・風 2 NA/W12-T09 キャラ TD 青 世界で一番幸福な魔導書 リインフォース 0/0 1000/1/0 《魔法》? 《本》? 2 NA/W12-T10 キャラ TD 青 “八神家”シャマル 0/0 3000/1/0 《魔法》? 4 NA/W12-T11 キャラ TD 青 歴戦の勇士 ギル・グレアム 0/0 500/1/0 《魔法》? 2 NA/W12-T12 キャラ TD 青 “八神家”はやて 1/0 5500/1/0 《本》? 4 NA/W12-T13 キャラ TD 青 “八神家”ザフィーラ 2/1 1500/1/0 《使い魔》? 《動物》? 2 NA/W12-T14 イベント TD 青 闇の書の呪い 2/0 EV 2 NA/W12-T15 クライマックス TD 青 愛する者の為に CX 2 2 NA/W12-101 キャラ TD 黄 戦場の兄妹 1/0 5000/1/0 《魔法》? 《クローン》? 1 NA/W12-102 キャラ TD 青 はやて&シグナム 1/0 5000/1/0 《本》? 《武器》? 1 NA/W12-103 キャラ TD 黄 かけがえのない友情 なのは&フェイト 0/0 2000/1/0 《魔法》? 《クローン》? 2 NA/W12-104 キャラ TD 青 戦闘服 なのは&フェイト&はやて 2/2 8500/2/1 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-105 クライマックス TD 青 スタンバイ・レディ CX 2 4 トライアルデッキ 魔法少女リリカルなのはA s PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY- 番号 種類 レアリティ 色 カード名 レベル/コスト スペック 特徴 封入数 NA/W12-G01 キャラ TD 赤 クロノ・ハラオウン 0/0 1000/1/0 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-G02 キャラ TD 赤 片時の夢 リニス 0/0 2000/1/0 《使い魔》? 《動物》? 2 NA/W12-G03 キャラ TD 赤 スクライアの子 ユーノ 0/0 2500/1/0 《魔法》? 《動物》? 2 NA/W12-G04 キャラ TD 赤 夢の残骸 プレシア 0/0 2500/1/0 《魔法》? 2 NA/W12-G05 キャラ TD 赤 ストライクアーツ ヴィヴィオ 0/0 2500/1/0 《魔法》? 《オッドアイ》? 1 NA/W12-G06 キャラ TD 赤 サポート役 アルフ 0/0 3000/1/0 《使い魔》? 《動物》? 2 NA/W12-G07 キャラ TD 赤 “時の操手”キリエ 1/0 4500/1/0 《魔法》? 《時間》? 2 NA/W12-G08 キャラ TD 赤 覇王流 アインハルト 2/1 2500/1/1 《魔法》? 《オッドアイ》? 1 NA/W12-G09 キャラ TD 赤 高速戦魔導師 フェイト 3/2 9500/2/1 《魔法》? 《クローン》? 2 NA/W12-G10 キャラ TD 赤 砲撃魔導師 なのは 3/2 10000/2/1 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-G11 クライマックス TD 赤 さよならリニス CX 2 2 NA/W12-G12 クライマックス TD 赤 未来に帰る方法 CX 扉 2 NA/W12-G13 キャラ TD 青 “八神家”リインフォース 0/0 1500/1/0 《魔法》? 《本》? 2 NA/W12-G14 キャラ TD 青 双子の使い魔 リーゼアリア&リーゼロッテ 0/0 2500/1/0 《双子》? 《使い魔》? 2 NA/W12-G15 キャラ TD 青 天邪鬼 ヴィータ 1/0 1500/1/0 《魔法》? 《人形》? 2 NA/W12-G16 キャラ TD 青 参謀格 シャマル 1/0 3000/1/0 《魔法》? 2 NA/W12-G17 キャラ TD 青 “運命の守護者”アミティエ 1/0 4500/1/0 《魔法》? 《時間》? 2 NA/W12-G18 キャラ TD 青 寡黙な性格 ザフィーラ 1/0 5500/1/0 《使い魔》? 《動物》? 2 NA/W12-G19 キャラ TD 青 バトルマニア シグナム 1/0 6500/1/0 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-G20 キャラ TD 青 砕け得ぬ闇 1/1 7000/1/1 《魔法》? 1 NA/W12-G21 キャラ TD 青 モード黒騎士 トーマ 1/1 7000/1/1 《武器》? 《本》? 1 NA/W12-G22 キャラ TD 青 魔導騎士 はやて 2/1 4500/1/1 《魔法》? 《本》? 2 NA/W12-G23 キャラ TD 青 闇統べる王 2/2 8000/2/1 《魔法》? 《本》? 2 NA/W12-G24 キャラ TD 青 星光の殲滅者 2/2 8500/2/1 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-G25 キャラ TD 青 雷刃の襲撃者 2/2 10000/2/1 《魔法》? 《武器》? 2 NA/W12-G26 クライマックス TD 青 姉妹の和解 CX 2 2 NA/W12-G27 クライマックス TD 青 闇王復活! CX 本 2 プロモーションカード 番号 種類 レアリティ 色 カード名 レベル/コスト スペック 特徴 NA/W12-106 キャラ PR 青 はやて&ヴィータ&シグナム 1/1 4000/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-107 キャラ PR 赤 確かな想い なのは&フェイト 1/1 3000/1/1 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-108 キャラ PR 赤 仲良し? なのは&ヴィータ 0/0 2000/1/0 《魔法》? 《人形》? NA/W12-109 キャラ PR 黄 狭間の夢 フェイト&アリシア 1/0 5000/1/0 《魔法》? 《クローン》? NA/W12-110 キャラ PR 赤 まっすぐな心 なのは 0/0 2000/1/0 《魔法》? 《武器》? NA/W12-111 キャラ PR 赤 ヴィヴィオ&アインハルト&キリエ 1/1 2000/1/1 《魔法》? 《オッドアイ》? NA/W12-112 キャラ PR 青 トーマ&リリィ&アミティエ 2/1 7500/1/1 《魔法》? 《本》? NA/W12-113 キャラ PR 青 -THE GEARS OF DESTINY- 2/1 2500/1/1 《魔法》? 《武器》? 「A s」はW-12となっているが、実際には11番目に発売されたタイトルである。(W-11はAB)。この逆転は、ヱヴァ(S-12)とミルキィ(S-11)でも見られる。 「StrikerS」に続き、トライアルデッキ・ブースターにアニメ絵(公式版権絵)が収録されなかったエキスパンションでもある。ただし後述の「なのはA s GOD」のカードは、同ゲームの書き下ろしという公式版権絵が用いられた。 「なのはA s GOD」トライアルデッキはヴァイス唯一、一般販売されなかった構築済みデッキである。(2015年現在)同名PSPゲームの初回特典として収録する為、単品として購入する事ができないが、公式にはPRカードではなく、通常のトライアルデッキからのカードとして扱い。 その性質上、このデッキはヴァイス初めての「封入されているカードは全てTD限定」のトライアルデッキである、さらに、トライアルデッキ初である、レベル3キャラが2種類付いてくる。
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第四話「懸念」 12月2日 2136時 海鳴市 セーフハウス 「どーーーーなってんのよ!」 先ほど起きたことに対してメリッサ・マオ曹長は困惑していた。 人が空を飛び、ASと切りあい、変な光線が空に向かって放たれたらヴェノムも 空を飛んでた護衛対象も姿を消した所を目撃したのだから当然と言えば当然だ。 「分からん。俺も目撃はしたが常識を超えていた。」 マオ・クルツ・宗介の3人はもう5回ほどお互いの頬をつねった。 その痛みが、これが紛れも無い現実だと伝えてくる。 「正直言って、この街でなにが起きてるか分からないわ。ただ確実に分かることは 私達の常識外のことが起きている事とアマルガムが絡んでるということだけね。」 空を飛ぶ人のことや夜空に放たれた光線は置いといて、現実的な問題はヴェノムについてのことだ。 ラムダ・ドライバ搭載型ASが現れた以上、M9でも荷が重い。 あと3機、それに装備が充実していればの話である。 今回の護衛任務には40ミリライフル砲と単分子カッターしか持ってきていない。 「対抗するには、アーバレストを寄越してもらうしかないのではないか?」 「そうねぇ。一応言ってみるとするか。」 支援要請のため衛星通信機に向かうマオ、宗介とクルツはまたお互いの頬をつねっている。 「ソースケよ。M9の映像記録を見なけりゃ誰も信じないだろうな。 いや加工された映像だと思うだろうぜ、普通」 「肯定だ、現在圧倒的に情報が不足している。この街で何が起こってるか知る必要がある。」 つねったまま今日の戦闘の映像記録のことを話し合う2人 「ところで、そろそろ手を離せよ。」 「そっちこそ離したらどうだ?」 お互い一向に離す気配は無い、むしろつねる力が強くなってきている。 「止めな。状況がよく分からないし、提出した映像も訳わかんないものであることは事実よ。 アーバレストについては追って返答するだって、なんか研究部の連中が来てるらしいわ。」 「研究部がかよ。あいつらの研究は俺達の生存率を上げる為のものじゃねえのかよ。 率先して足引っ張りやがって。」 「仕方ないわよ。ラムダ・ドライバの研究はミスリル全体の生存率を上げることになるんだから それに先日の香港の事件のときにラムダ・ドライバが複数回発動したでしょ? 機体への影響とかについてじっくり調べたいんだって」 アーバレストは、確かに香港事件でも上層部は出し惜しみをした。 ミスリル唯一のラムダ・ドライバ搭載機である、あれを失うことは出切るだけ避けたいのだろう。 もしくは、失っても代替が利くように研究しておく必要がある。 「そうか。しかし、あの無人地帯ができない限り奴等もそう簡単に手を出すこともできんだろう。 気をつけるべきは、日常生活における拉致だ。」 貧しい装備で戦うことは慣れていたし、M9でも戦い方次第ではヴェノム相手であっても何とかなる。 宗介の言葉に他の二人は頷き、この場の議論はそれで終了した。 同日 同時刻 海鳴市 八神家 「いや、明日の朝に入ることにする。」 シグナムはそういって風呂の勧めを断り、リビングルームに残った。 「今日の戦闘か?」 「聡いな、その通りだ。テスタロッサと言う魔導師に、あの傀儡兵・・・」 上着と長袖を捲り上げると、そこには痣ができていた。 「魔導師にしては、いいセンスをしていた。良い師に学んだのだろうな。武器が違ったならどうなったか・・・ それにお前達は見ていなかっただろうが、あの傀儡兵には妙な機能がついていた。」 「妙な機能?」 「完全に決まったと思われた攻撃がギリギリで見えない壁のようなものに防がれた。 しかもご丁寧にそれを使って逆襲してきた。」 「大型の傀儡兵に装備されているバリア機能ではないのか?」 「違う、通常のやつは防御一辺倒のものだ。あれは明らかに攻撃の機能も備わっている。 それに恐らくあれは管理局の物ではない、ヴィータの話では警告なしで攻撃してきた聞く。 管理局なら質量兵器は使わない上に攻撃する前に決まり文句を必ず言う。」 あごに手を当て考え込むシグナム 管理局でもないなら傀儡兵は、やはりこの世界のものか? しかし、よくニュース番組に出てくる傀儡兵―――この世界ではASというのだったか? と今日見たものは、かなり相違点があったが・・・。 「言ってなかったが、あの場所、いやあの傀儡兵から昼間に話したのと同じ臭いがした。」 ふと、ザフィーラは思い出したように言った。 「お前が言う刺激臭か?」 ああ、とザフィーラは頷いた。 この近くにやつが潜んでいるということか・・・? 「ザフィーラ、その臭いは今でもしているのか?」 「今はしない。するようになったら報告する。」 「そうか・・・今日は、もう動かないのかも知れんな。明日にでも調べるとしよう。」 シグナムは闇の書を持ち窓から外を眺め、これからどうするかという事に思いを廻らした。 同日 同時刻 時空管理局医療ブロック ずきりという痛みでなのはは目覚めた 「ここは・・・?」 辺りには見たことの無い機械が、ずらりと並んでいる。 規則正しくリズムを刻むこれは心電図だろうか? どちらにしても触らないほうがいいと判断し、しばらくぼうっとする。 (レイジング・ハート大丈夫かな?) 相棒を自らの弱さで傷つけてしまった後悔が脳裏をよぎる。 そんなことを10分ばかり考えていると部屋のドアが開き、白衣を着た男の人が入ってきた。 「おお、目が覚めたかね。どこか痛むところはあるかい?」 「ええと、肩がちょっと・・・じゃなくて、ここどこですか?」 「ここは時空管理局本部にある医療施設だよ。・・・ふーむ、肩か。」 時空管理局本部、なのはにとって初めて訪れる場所だ。 話に聞くアースラのみんなの職場である。 フェイトちゃんも今はここでお世話になってるはずだ。 「うむ。リンカーコアは、もう回復を始めているね。若いからかな?」 耳慣れない単語が出てきて、なのはは少し首を傾ける。 後で、聞いて分かったことだが魔法を使う者なら誰もが持っている魔力の源であり 魔力吸収器官でもあるらしい、自分はそれが極端に小さくなっていたそうだ。 しばらくして、検査が終わり出て行く医者と入れ替わりにフェイトちゃんが入ってきた。 「なのは、大丈夫?」 「うん、私頑丈だから・・・でも」 でも、レイジング・ハートが・・・ 「レイジング・ハートは大丈夫だよ。今、エイミィが部品を発注してる。 それに、私もバルディッシュを」 辺りになんとも言えない雰囲気が流れる。 いけない、そう思い話題を変えるなのは 「久しぶりだね、こんな再会になっちゃったけど」 フェイトは、うんと答え二人の話題はこの半年間のことに移った。 同日 同時刻 時空管理局医療ブロック休憩所 ユーノとアルフは、休憩所でジュースを買っていた。 「それにしても、あいつら何者なんだい?クロノはなんか心当たりがあったみたいだけど」 「文献で見たことがあるけど彼女達はベルカの騎士だよ。 武器の形状をしているデバイスに、あのカートリッジ・システムは間違いない。」 「ベルカって、あのベルカかい?最近になって古代技術の復元作業が進んでる、あの?」 「うん、そのベルカだよ。実の所、復元の8割は終わってミッドチルダ式との ハイブリットである近代ベルカ式も一応完成してるらしいけど 最大の特徴であるカートリッジ・システムの安全性に関するデータが揃って無いから 一般にはまだ出回ってないらしい・・・。 なんで彼女達が失われたベルカ式を使ってるのか知らないけど、とても厄介な相手だよ。 集団戦法に優れたミッドチルダ式に徐々に駆逐されていったけど1対1なら無類の強さを誇ると文献にはあった。」 ジュースを片手にアルフに相手の正体を推測するユーノ、実際に相手をして彼女達の強さは痛いほど分かる。 自分より明らかに強いなのはを倒し、フェイトを追い詰めたと言う事実だけで証拠は充分だろう。 そして一定の自負がある自分の防御魔法も危うく破られかけた。 なのはがSLBで結界を破壊してくれなければ全滅していただろう。 「なのはだけじゃなく、フェイトまで傷つけるなんて・・・!」 主とその親友が、傷つけられたことを思い出したのか ギリっと握り拳を作りアルフは近くの壁を殴る。 幸い手加減はしているらしく壁は、へこまなかったがそれでも大きな音はした。 「うわ、何?今の音。」 「なにか、すごい音がしたぞ。」 「クロノにエイミィさん・・・。どうですか?レイジング・ハートとバルディッシュは」 「フレームはひどいことになってるけど、基本構造にはダメージが及んでないから 部品交換すれば元に戻るよ。あ、ちなみに部品は来週来るみたい。 ・・・・それからフェイトちゃんは、どこ? 担当の保護観察官の人との面接の時間だから呼びに来たけど」 それを聞きアルフは急いでフェイトを呼びに行った。 保護観察官の心証を悪くしてもいい事なんて無いからだ。 同日 2156時 ギル・グレアム提督の執務室 グレアムは自分の方針を述べ、フェイトに自分との約束を守れるか聞き なのはには自分の昔話を話した。 「さて、フェイト君が約束を守ってくれると確約してくれた以上、面接は終了だよ。 そういえば、今回の事件の担当はアースラになるんだって? 現場はいろいろと面倒なことになってると聞くが」 グレアムは、なのはやフェイト後ろで控えていたクロノに尋ねる。 「はい。もう知っていると思いますが今回の事件には、あの闇の書が関わってます。 さらに現地世界の傀儡兵・・・いえASという兵器が出現しました。」 「そうか、あまり熱くなってはいけないよ。」 「大丈夫です。折り合いはもう着けましたし、提督の教えは守ります。」 クロノが部屋から出て行くと、それになのはとフェイトも続いていく。 「クロノ、ASってなのはを助けた傀儡兵のこと?」 「ああ、なのはに聞いた所によるとアーム・スレイブという人が搭乗する兵器で 第97管理外世界の各国に配備されてるらしい。」 「うん。忍さんが詳しいから知ってたけど本物を見るのは、あれが初めてだよ。」 クロノの言葉に頷く、なのは 「ASについての情報はエイミィたちが収集してくれてる。 現実問題は第1級捜索指定ロストロギア『闇の書』についてだ。」 「『闇の書』?」 なのはとフェイトは同時に聞き返す。 「闇の書は魔力収集型のロストロギア、他人のリンカーコアを吸収してページを埋めていく。 666ページがすべて埋まったら完成するというものだ。」 「完成すると、どうなるの?」 「少なくともいいことだけは起きない。」 とだけクロノは答えた。 12月3日 1007時 海鳴市 市立図書館前 ザフィーラの散歩ついでに、はやて、シグナム、シャマルは図書館に寄る。 ちょうど、はやても返却しなければならない本があった。 ちなみにヴィータは家でまだ寝ており、お留守番である。 「しかし、珍しいなあ。シャマルも調べ物があるって、何について調べるん?」 答え難いことを聞いてくる主に、どう答えたものか迷うシャマル 「ええと、最近ヴィータちゃんがロボットアニメに嵌っちゃって それで、この世界にもASって言うロボットがあるって言ったら興味心身で・・・ だからヴィータちゃんのために図鑑みたいなものを探してるんですよ。」 嘘は言っていない。事実、月曜日のゴールデンタイムに放送しているロボットアニメ番組をヴィータは、はやてと一緒に見ていた。 その嵌り具合を知っているはやては、なるほどと納得してしまう。 しかし、実際は昨日の戦闘に現れたASについて調べるためだ。 「では、私はしばらくザフィーラとここの周りを散歩してきます。」 図書館に動物の立ち入りは厳禁なのである。 ではなく、調べ物はシャマルに任せ散歩と称した付近の見回りをするためだ。 それに・・・・ (シグナム、例の臭いだ。) ザフィーラが、家を出る際にシグナムに警告してきた。 だが殺気の類は全くなく、主の前でもある。一応、いつでも対応できるようにしていた。 しかし監視者がいるなら情報を得る絶好の機会だ。 そうして、ザフィーラが言う臭いの中心に向かって進んでゆく。 (ここら辺だ。) 流石にここまで来れば、ほんの微かだがシグナムにも臭いを感じることができる。 辺りを見渡しても、それらしい臭いの元になるものはない。 しかし臭いと気配を感じる虚空をシグナムとザフィーラは、じっと見つめ続けた。 前へ 目次へ 次へ
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何処の町にでもある、通りの小さなコーヒーショップ。 夜はバーとなる店で主人がカップなどを磨いていた。時間的に今は空いてる時間。 そんな店のドアを客が開く。タンクトップにズボンという格好の女性だった。 「やあ、スミカ穣ちゃん、いらっしゃい」 「やっほー、オヤジさん、いつものコーヒーセットね」 店の主人らしき人物と顔見知りなのかスミカと呼ばれた女性は なれた足取りでカウンター席に着く。 「仕事はどうだい?」 「最近はあがったりよ。管理局がうるさくてね・・・」 出されたコーヒーをブラックで啜りながらスミカは答える。 「この間の荷物の護送の時もそう。なんか知らないけどいきなり荷物を見せろ、 これは密輸品の疑いがあるから押収するとか言い始めてさ。 嫌になるわよ、お堅いお役所連中は。あなたもそう思うでしょう、コーラルスター?」 <イエス、マスター> 首から提げたドッグタグ状のデバイスが答える。 「ははは、昔から変わってないって事だな。お代わりは?」 貰うわ、そういいながらスミカはコーヒーカップを渡す。 「そうそう、この間、スミカ穣ちゃんに会いたいってのがきたよ」 「仕事?どんなのだった?」 スミカが歳に似合わず目を輝かせ、身を乗り出して聞く。 「いや、会いたいってだけだったな」 「どんなのが来た?政府?企業?個人?まさか非合法組織?もうごめんよ、非合法は」 「いや、子供が二人、さ」 それを聞いた途端、スミカがカウンターに突っ伏す。 「最悪・・・」 どうしたどうした?ファンの子かも知れんじゃないか?」 自由に生きて行く存在であり、実力のあるレイヴンは子供にとって憧れの的だ。 特にスミカのような地域密着型のレイヴンは特に遠い存在である レイヴンという存在を身近に感じれる存在であるのだから。 「うー、オヤジさん、レイヴンのジンクスって知ってる?」 「うん?おいおい、俺も元傭兵魔導士だ。知ってるよ。えーと・・・」 そう言うと主人は腕を組んで考える。 「えーと、『報酬全額前払いの仕事に気をつけろ』か?」 「違う」 「じゃあ、『同業者の依頼に気をつけろ』?」 「ハズレ」 「『楽観的な依頼主に注意しろ』?」 「『子供の持ってくる依頼?受ければ大事件に巻き込まれるさ』よ」 「・・・はっはっは!!なるほどな!!確かにそうだ!!」 ツボにはまったのか主人は腹を抱えて笑っていた。 そんな主人を見ながらスミカは頬杖をついて溜息ひとつ。 「これからどうすんだい?」 ひとしきり笑った後、店主が聞く。 「コーラルスターをちょっと見てもらってくるわ。最近無理をかけてたからね」 「最近『ヴァーテックス』とか言う連中がレイヴンを集めているみたいだが?」 「この間、ネットでメールが着たわ。私はパス。非合法はもうごめんよ」 「合法の管理局も増員してるみたいだが?」 「もっとパス」 そんな他愛無い会話をしていた時だった。 店のドアが開いた。客が一人入ってくる。 「いらっしゃい。」 入ってきたのはスーツ姿で長髪の金髪の女性だった。 店主は歳を二十代前半と読んだ。 もし男性客がいたらほぼ間違いなく全員の視線が集まるであろう。 それぐらいの美人だった。出るところは出て窪む所は窪む。最良のスタイルである。 「隣、いいですか?」 「隣?いいわよ」 どうやらスミカに用があるようだった。 「ご注文は?」 「グリーンティーはありますか?無ければコーヒーを」 ひとつの仕草が絵になっている。こいつはエリートだな。主人は目星をつけた。 だが一番気を引いたのは魔力反応だった。 「スミカ・ユーティライネンさんですね?それにコーラルスター?」 「そうだけど、仕事の依頼?何にせよ、その前に名乗るのが礼儀じゃない?」 「失礼しました。私はフェイト・T・ハラオウン。時空管理局・第7管区統括執務官です。 こちらはデバイスのバルディッシュ」 主人は出そうとしたグリーンティーの入った湯飲みを落としそうになった。 スミカは椅子からずり落ちそうになって、寸での所で止まる。 「どうぞ」 だが肩書きを聞いても臆せず湯飲みを出せるのは主人の積んできた経験か。 「ありがとう。あ、ミルクと砂糖はありますか?」 「・・・ミルクと砂糖ですか?」 さすがの主人も面食らったようだ。 こんな驚いたのは久しぶりだな。グリーンティーに砂糖とミルク?口直しか? 主人はそう思いながらミルクと砂糖を差し出す。 金髪の女性、フェイトと名乗った女性は二つを受け取ると砂糖とミルクを グリーンティーに注ぎ始めた。 スミカと主人は顔を見合わせる。 二人の目は、冗談でしょ?高い茶葉なんだが・・・。そう言っていた。 「いいお茶ですね?」 一口啜るとフェイトは口を開いた。 「あ、ありがとうございます」 香りや旨みが分ってるんだろうか?昔、会った管理官はこんなやつだったっけ? 店主の疑問は尽きなかった。 「スミカさん、少しお話を聞きたいんですが」 「悪いけど仕事に関しては話せないわよ」 「私が聞きたいのは、『ファンタズマ事件』についてです」 スミカの顔色が変わる。 「さらに話したくないわね」 「話し難いのは分ります。ですが、私達の知りたいことは『不死鳥』についてです」 「まさか彼を管理局に引き込もうとしてるの?止めたほうがいいわ」 こりゃこじれそうだな。店主は二人の話を聞きながら思った。 「いえ、話がしたいだけです」 「どんな?」 「『未踏査世界・アビス』について、そしてジャック・Oについて」 「これは任意の協力?それとも強制協力?」 「あくまでも任意です。もちろん、無料とは言いませんが・・・」 スミカは溜息をつく。 「オヤジさん、お代、ここに置いとくね」 「あ・・・」 フェイトが止めようとする。 「ここじゃ何だから、場所を変えましょう」 「わかりました。マスター、代金はここにおいてきますね。おいしかったですよ」 「ありがとうございました。またどうぞ」 「やれやれ、統括執務官とはね。偉いのが来たもんだ」 二人を見送った後、カップを下げながら主人は一人語散る。 「あ、サイン貰えばよかったな・・・、ま、もし二十年若けりゃ相手するんだがなぁ・・・」 そんなことすりゃ女房に殺されるな・・・。場違いな感想を思いついた。 目次へ 次へ